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Fate/stay night辞典 は行

【は】27件

【バーサーカー(1)】 ばーさーかー(1)
狂戦士の英霊。
冬木市聖杯戦争において呼び出される七騎のサーヴァントのクラスの一つ。
セイバー最良の英霊ならば、こちらはまさに最強の英霊である。

狂化と呼ばれるクラス別能力を持ち、
理性を失う代わりに、全パラメーターをランクアップさせる。
が、どれだけレベルの低い英霊でも
ランクアップ後の維持には膨大な魔力を要し、
通常のマスターではそれに耐え切れず自滅してしまう。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/06




【バーサーカー(2)】 ばーさーかー(2)
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンのサーヴァント。
アインツベルン家により違法にも二ヶ月前から呼び出された。
狂戦士というクラスのため、理性は失くされている。作中一番の漢度。
性別:男性
身長・体重:253cm 311kg
属性:混沌・狂
狂化:B
筋力:A+ 魔力:A 耐久:A 幸運:B 敏捷:A 宝具:A

正体はヘラクレス。

岩のようだと形容される肉体と精神。
通常のマスターなら令呪そのものをキャンセルされかねない怪物。
マスター・イリヤが聖杯なため特別性なのであり、制御が可能なのである。

神話において幾度となく発狂する彼にとって、
バーサーカーというクラスは馴染み深いものであっただろう。
尤も、心技体全てに優れている彼は、セイバーのクラスも難なく該当する。

壊すことに特化し、感情が封印されているはずのサーヴァントなのだが、
大英雄たる強さのおかげか、その芯にある理性は失われていない。
「冬の森」は彼の漢っぷりが遺憾なく発揮された場面でもある。
桜ルートにおいても、黒化しておきながら最後の最期で剣を
止めたのも、彼の強靭なる精神があったが故なのである。

矛盾を嫌う世界の粛清にさえ勝った彼こそ、最強のサーヴァントと言えよう。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/06




【破山剣】 はざんけん
中国に伝わる伝説の魔術品。

たった一振りしかできないが、
その一撃は山をも断つとされる。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/07




【ハサン・サッバーハ】 はさん・さっばーは
反英雄。中東に起源を持つ、暗殺集団の党首。
別名「山の老翁」、アサシンの語源となった一流派の伝統的頭目である。

中東における一大信仰、その一流派である彼らが暗殺集団となった経緯は長く混み入ったものである。端的に言ってしまえば、彼らは“より厳しく、熱狂的な教義”を貫いたのだ。布教においては暴力も辞さない一派の中でもさらに極化した彼らは、宗教において唯一「絶対的権威への服従」をといた一派だった。組織化された彼らは、その政治的手段の一つとして「暗殺」を用いた。彼の流派の暗殺者は大麻を服用する事で精神を高揚させ、人間以上の仕事をやってのけたのである。暗殺者の代名詞・アサシンとは大麻の意である。

彼らをそこまで過激化させた人物こそが山の老翁、ハサン・サッバーハである。

彼は山中の城を占拠し、そこを拠点として徹底した教団組織を組み上げた。現在に続く「暗殺機関」はハサン・サッバーハが作り上げた歯車であり、結成以後、何十年経とうと彼の流派には「山の老翁」が存在したという。
彼らの仕事は正確無比であり、その異名は遠い異国にまで伝わった。
山中に潜み姿を表さず、神に背く者を抹殺する。
その在り方はヨーロッパの詩人たちにとって格好の素材となった。
ハサンの逸話は脚色されながら伝説となり、ついにはアサシン=暗殺者という認識さえ生んでしまったのだ。長い年月を経て誇張された彼らの存在は、神話の中の英雄たちに劣らぬ幻想となって現在に定着した。

数々の物語に現れる山の老翁、ハサン・サッバーハ。
それは正体なきアサシンの顔役であり、教団の頭となった者はみなその名と姿を模したという。いや、それ以外の在り方は許されなかったというべきか。
本編の聖杯戦争においては、アサシンのサーヴァントは全てこの「山の老翁」が召喚される。
代替わりする度に生まれるハサン・サッバーハ。
何十人といる党首のうちの誰かが、ハサンとして現代に召喚されている。
……ハサンという代名詞になる前の名前、暗殺者になる前の本当の姿と名前を失ったままで。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/07




【バゼット・フラガ・マクレミッツ】 ばぜっと・ふらが・まくれみっつ
ランサーの元マスター。

本編中では生死不明とのことだったが、
「Fate/hollow ataraxia」にて見事復活を果たす。

魔術協会から派遣された外来の魔術師。
男装の麗人であり、魔術師としての腕前はA+。
封印指定を受けた魔術師を捕縛する事を専門とする武闘派。
魔術・格闘ともにサーヴァントと渡り合えるほどの技量を持っていた。

ランサーはルーン石のピアスを媒介にして召喚。
そのまま参戦していれば凛を脅かす存在となったであろうが、
言峰の騙まし討ちにあい、左腕ごと令呪を奪われて退場してしまう。

言峰とは旧知の間柄であったらしい。
ゆえに彼女は言峰を信用し、騙まし討ちにあってしまった。

ちなみに、結構せっかちな御仁らしい。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/07




【パラメータールール】 ぱらめーたーるーる
サーヴァントの能力値等に適用される規則。

Aを最高の数値としB、C、D、Eと下がっていく。
また、E〜Aの数値に該当しない別格のEXが存在する。

通常値を1とした場合、Eの数値は10。
それから上の数値は10ずつ上乗せをしていく。
つまり、D:20、C:30、B:40、A:50、となるのである。

また、パラメータールールには「+」というものがあり、
これは数値を瞬間的に倍加できる特殊能力の事を指す。
つまり、B+の通常の数値は40でありAの50には敵わないが、
一瞬の間だけなら40×2で80となり50のAを上回れるということだ。

+を持つ英霊は少なく、
++(ダブルプラス)ならばもう破格、
+++(トリプルプラス)ならば別格もいいところ。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/08




【ハルペー】 はるぺー
ギリシャ神話に名高い英雄、ペルセウスが使用した女怪殺しの神剣。

ハルペー自体はそう優れた剣ではないが、
最大の特質として“屈指延命”と呼ばれる能力を持つ。
これは不死系の特殊能力を無効化する神性スキルで、
ハルペーによって付けられた傷は決して復元しないとされる。
(自然の理にかなう治療はできる)

不死の三姉妹の末妹、メドゥーサ退治に使われた。

本編ではギルガメッシュの宝具として登場。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/08




【反英雄】 はんえいゆう
人々に憎悪され、悪行を為し、
かつその結果として人々を救った存在。

呪われる対象でありながら、奉られる事になった救世主。
悪を以って善を明確にしたモノが反英雄となる。

たとえ悪人でも人々を救うため生贄にされた者や、
気まぐれに善を行ったものでは完全な反英雄にはなれない。
反英雄は人々から感謝されたり憐れまれたりしてはいけないのである。

故に、純粋な反英雄は存在しない。
せいぜい悪でありながら善を行った程度である。
本編ではアサシンやアーチャーがこれに該当する。
ライダーやキャスターは正純の英霊ではないが、完全な反英雄でもない。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/08




【氷室 鐘】 ひむろ かね
陸上部仲良し三人組の一人。
遠坂凛のクラス・2年A組に所属する女生徒。

三人組のツッコミ担当で、正統派メガネ。
素でクールな性格をしている。何か達観キャラ。
猥談にも乗ってきたりとジョークも飛ばせる面白い人。

陸上部では高く跳ぶ方のエース。
本当は絵を描く部活に入りたかったらしいのだが、
蒔寺によって無理矢理陸上部に入部させられた。合掌。

カネ、という名前を大層気に入っている。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/08




【藤ねえ】 ふじねえ
士郎たちが通う学園の教師。
士郎の姉貴分。

愛称は「藤ねえ」
実は切嗣に惚れていたらしい。
彼の家に通っていくうちに士郎と知り合った。

剣道五段と、人間にしてはかなり強く、
学生時代は 「冬木の虎」と恐れられたほど。
が、そんな彼女は剣道部ではなく弓道部の顧問。何故だ。

その名に因んだ「タイガー」という
あだ名で呼ばれると怒り、そして泣く。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/09




【藤村組】 ふじむらぐみ
藤ねえの実家。

本物の極道であり、士郎の近所の大地主。
藤ねえの祖父に当たる藤村雷画が未だに親分。
士郎がたまに彼の趣味に付き合って小遣い稼ぎをしている。

婿養子の藤ねえの父親は頼りがいのある無口な巨漢。
某きのこさんの弁によると、二人とも放任主義らしい。

ちなみに、セイバールートのエピローグで
イリヤが冬木市に移住するのだが、その居候先がここである。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/09




【藤村 大河】 ふじむら たいが
→項目【藤ねえ】を参照

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/09




【冬木市】 ふゆきし
本編の舞台。

川を隔てて大きく二つの区域があり、
昔からの町並みを残している方を深山町、
近代的な開発が進んでいる方を新都と呼ぶ。

名前の由来は冬季が長いことから。
が、実際はそんなに寒い地域ではないらしい。
比較的暖かな冬の次は気がついたら春でしたみたいな。

日本屈指の霊地。管理者は遠坂家。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/09




【冬木の聖杯戦争】 ふゆきのせいはいせんそう
数ある聖杯戦争の中でも、冬木市の聖杯戦争を指す。
本編の戦争は過去から数えて第五回目。

数百も存在する聖杯戦争の中でも
冬木市のものはかなり特殊な唯一のタイプで、
英霊を使い魔にするサーヴァントシステムを持つ。

あらゆる願いを叶える聖杯を手に入れる為、
選ばれし七組のマスターがサーヴァントを従え、
他の六組のマスターを排除する魔術師同士の殺し合い。
競争者を潰す手段は問わず、大抵はマスターを殺す事になる。

サーヴァントを失ったマスターと
マスターを失ったサーヴァント同士で
契約、再び戦争に参加する事も可能である。

儀式は魔術協会と聖堂教会が取り仕切っている。

監督役が派遣される。
彼はマスターとしての予備の魔術師を用意したり、
戦闘によって引き起こされた事件を隠蔽・後始末をしたり、
サーヴァントを失ったマスターを他のマスターより保護したりする。

以上が、冬木市の聖杯戦争の“表”である。

御三家の本意・“裏”の目的は、
サーヴァントとして召喚された英霊の魂が
英霊の座に戻る際に生じる孔より“外”に出る事である。
“表”・つまり全ての願いの叶う聖杯の存在は、サーヴァントの
寄り代とする為に魔術師を集め、マスターに仕立て上げる為の餌であり、
御三家にとって彼らに殺し合いをさせる必要性はほとんど無いのである。

冬木市の聖杯戦争を作り上げた御三家の方々は
彼らの聖杯戦争を「ヘブンスフィール」と呼んでいる。
で、そのヘブンズフィールは本編の第五回で中止になっている。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/09




他者封印・鮮血神殿ブラッドフォート・アンドロメダ ぶらっどふぉーと・あんどろめだ
ライダーの宝具。血の結界。
ランク:B

内部に取り込んだ人間を溶解する対軍宝具。
溶解された人間は赤い血液となり、結界所有者に吸収される。
土地の霊脈を著しく傷つける為、同じ土地での連続使用は不可である。

各ルートで必ず一度は使用される、お馴染みライダーの広域結界。
結界はドーム状で、巨大な眼球の中に取り込まれたように見える。
結界の外から見た場合、赤い空もドームも見えないらしい。
凛曰く、外部に異常を知らせる結界は三流なのである。

本来の用途は、魔力吸収である。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/10




自己封印・暗黒神殿ブレーカー・ゴルゴーン ぶれーかー・ごるごーん
ライダーの宝具。目隠し。
ランク:C-

自身にかける魔眼殺し。
封印解除で魔眼・キュベレイを常時使用。

世界を封じる大結界。
他者を攻撃する特性がない珍しいタイプの宝具。
強力すぎる自身の魔眼に、一つの結界(世界)をぶつけて封印している。
桜ルートでの士郎の淫夢はこの暗黒神殿に取り込まれた中での話である。

捕らえた者の意識をゴルゴンの心に封じ込め、
歓喜と禁忌が入り交じった悪夢を見せ、
同時に外界における能力発露を封じる。

ライダーの魔眼は邪眼であり、自分ではコントロールできない。
ゆえに放っておけば視界全てを石化しかねないため、
このような宝具が必要なのである。

対象に魔力を浴びせるだけで効果を発揮。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/10




壊れた幻想ブロークン・ファンタズム ぶろーくん・ふぁんたずむ
アーチャー自身の能力。

宝具を矢としてぶっ放し、爆弾として
敵の前で炸裂させるという非常識な必殺技。
強力な宝具を使っただけあって、破壊力は絶大。
あのバーサーカーが迎撃せざるを得ないほどの威力を誇る。

本来、宝具とは英霊の半身ともいえる
唯一無二の存在であり、
破壊してしまえば修復は困難とされている。
が、アーチャーが撃つ数々の宝具は固有結界より
零れ落ちた複製品なので、何度でも放つ事ができる。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/10




【蛇】 へび
葛木宗一郎が使う武術。

鞭のようにしなりながら直角に変動する左拳と、
静かに照準をあわせ砲弾が如く打ち出す右拳に
よって構成されたあまりにも奇異で特殊な形を持つ。

閃光の速度で動く左腕はまさに毒を帯びた蛇。
肘を起点にして二の腕が変化し、三次元を蛇行し、
外から内へ回り込んであらぬ方向から拳を奇襲させる。
相手に気づかれるよりも先に後頭部に喰らわす事も可能。

一方の右腕は牙を剥いて獲物に飛び掛る蛇。
点の軌道で放たれるそれは人間の頭を粉々に吹き飛ばす。
しかもこの右腕は躱しても指をアンカーにして突き刺してくる。

回避が非常に困難で、
一時セイバーすら撃破した。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/10




【ヘラクレス】 へらくれす
ギリシャ神話における最大の英雄。
主神ゼウスと人間の娘との間に生まれた半人半神の英雄である。

あらゆる面において優れた能力を持つヘラクレスだが、性格面で大きな問題があった。彼は幼少のおり、些細な事で琴の師を殴り殺してしまい、以後はその気性を穏やかにする為、成人するまで羊飼いとして過ごす事になる。
そうして立派な青年として成長したヘラクレスは幾つかの偉業を達成し、デバイの王に娘であるメガラを与えられ、二人の子供と王の継承権を手に入れた。

若く逞しく、すでに人間では敵わない存在となっていたヘラクレス。
王の娘を娶り、二人の子供まで生して彼の行く末は順風満帆に見えた。
しかし主神ゼウスの妻、ヘラは人間との間にできたヘラクレスを憎みきっており、ことあるごとに彼の運命を翻弄する事になる。
その第一として、ヘラはヘラクレスに狂気を送り発狂させ、メガラと二人の子供を殺させてしまった。自らの罪に悩むヘラクレスは神託を受け、本来自分に与えられるべき王の座を奪った男エウリュステウスの奴隷として罪を償う事になる。
エウリュステウスは逞しい英雄であるヘラクレスに嫉妬し、幾つもの難題を与え、これをこなすまでは奴隷でい続けさせると公言する。
人間の力では一つたりとも達成できないであろう多くの難行。
これが世に名高いヘラクレスの十二の難行である。
神々がヘラクレスへの罰として示した難行の数は十なのだが、うち二つの達成をエウリュステウスが認めなかった為、さらに二つの難行がエウリュステウスにより足された。が、それもヘラクレスは無事潜り抜け、奴隷の身から解放されたばかりか、偉業の証として不死の体まで手に入れたのだ。

ギリシャ最大の英雄。
トロイア戦争、アルゴー探検隊と肩を並べる大事を
たった一人で達成した大英雄ヘラクレスの誕生である。
だが、その後のヘラクレスの人生も狂気に彩られたものだった。

女神ヘラの憎悪は果てしなく、不死である筈のヘラクレスは何人目かの妻の手によって毒殺される。人の身において太陽神とさえ互角に戦った大英雄は、結局、女神に執拗な嫉妬にじわりじわりと殺されていったのだ。死の間際、ヘラクレスは毒に冒された体のまま自らを火葬し、主神ゼウスの裁きに自分を委ねた。神々は協議のもとヘラクレスの偉業を認め、彼の死後はオリュンポスに一席を用意し神として祭ったという。

神話上何度も発狂するヘラクレスだが、本来はあらゆる武具を使いこなす卓越した戦士であった。キャスターを除く六つのクラスに該当する資質を持ち、所持する中でも最高の宝具は十二の難行で得た“射殺す百頭(ナインライブズ)”と呼ばれる弓矢である。


(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/11




騎英の手綱ベルレフォーン べるれふぉーん
ライダーの宝具。手綱と鞭。
ランク:A+

手綱と鞭がセットな、宝具の中でも変り種。
当然、単体では効果を発揮できない武装である。
神代の獣を使役し、その超突進を持って対象を粉砕する物理攻撃。
エクスカリバーの斬撃が黄金のフレアなら、こちらは白い彗星である。

使用時には全ての能力値がワンランクずつアップ、
ACも+100され、ベルレフォーンで操られた伝馬はリミッターを解除、
天馬の加護により防御力を数倍に向上させるという破格の能力を持つ。

攻守ともに最高レベルの宝具。
MAXスピードは時速400キロとも500キロも。

また、ベルレフォーンはギリシャ神話において
ペガサスを乗りこなしたとされる青年の名前である。
ちなみに彼の正しい名前はベルレフォーンではなくペルレフォン。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/11




【変化】 へんか
能力を付属させる魔術。

強化の上位の魔術。
対象が元から持っていた能力を高める強化と違い、
対象の持っていなかった能力を付属させる。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/11




【宝具】 ほうぐ
英霊たちの奥の手。
ノウブル・ファンタズム。

「貴い幻想」と訳されるそれらは、
人間の幻想を骨子にして作り上げられる。
英霊の武装であり、象徴であり、最強の幻想である。

剣、槍、弓といったものが基本となるが、中には
指輪や王冠といった補助的な武装を宝具とする英霊もいる。
また、バーサーカーのように肉体そのものが宝具だったり、
アーチャーのように固有結界が宝具扱いされていたりと、
その形状は一般的な意味での武装とは限らないようだ。

宝具はそれだけでも優れた武器であるのだが、
その真価は「真名」を呪文として唱えて発動する能力である。

物質・固定化した“神秘(奇蹟)”である宝具の真の力は
現代の魔術師が扱う魔術のレベルを遥かに凌駕し、
中には魔法すらも超える代物がある。

本編中では
ライダーのベルレフォーン(A+)が魔法一歩手前のものとして、
セイバーのエクスカリバー(A++)が魔法を凌駕したものとして
登場する。その威力は両者とも当然の如く規定外である。

通常は実体を持たず、持ち主がその意思によって実体化する。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 01/11




【宝石】 ほうせき
自然が生み出した美しい鉱石。

宝石は持ち主の念を溜めやすく、
また魔力を宿しやすい。

中でも長く地中に眠っていた鉱石には
自然霊が形成されやすく、属性を帯びる。
一例として火の自然霊が宿った宝石は
魔力を通すだけで発火する、という事である。

また、魔術の用途次第では
前の持ち主が手放した古い宝石
の方が効果的だったりする事もある。

凛の取って置きのやつのお値段はなんと八桁。
そんな宝石を灰にする彼女は常に資金不足である。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/12




【宝石剣ゼルレッチ】 ほうせきけんぜるれっち
第二魔法の能力を持つ、限定魔術礼装。
正式名称:キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ。

並行世界への門は開けられないものの、
向こう側を覗く程度の干渉ならば可能とし、
大気に満ちる魔力程度ならお互いに分け合う事さえ可能とする。
使い方によっては並行世界より無限の魔力供給を引き出せるのである。
かつて“時の翁”はこれを以て“月落とし”さえも食い止めた事があるらしい。

平時は全く魔力が感じられない礼装であるのだが、
シュバインオーグの系譜の者が手にしたときに機能を発揮する。
もともとこの剣は、大師父ゼルレッチが弟子への宿題として出したもので、
彼の魔法使いの弟子の一族である遠坂家には剣の設計図が伝わっていた。

宝石の由来は、その多角面が万華鏡に似ていることから。
万華鏡(カレイドスコープ)が何故ゼルレッチの二つ名に
なっているかは言うまでもない。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/12




【宝石魔術】 ほうせきまじゅつ
凛が得意とする魔術。

宝石にあらかじめ自分の魔力を移しておき、
戦闘時はそれに魔力を通して限定礼装として撃つ。
属性を帯びた宝石はそれだけで簡易的な魔術刻印となる。

本編中では風や火を生んだり、
防御力や身体能力を向上させたり、
アンリ・マユの侵食を抑制したりと大活躍。

凛が扱う宝石魔術は家の一、二軒を
簡単に吹き飛ばす強力な弾丸であるが、
宝石魔術は使い捨ての代物であり、
高価な宝石を一回にして灰にしてしまう遠坂の
魔術師は常に資金不足で悩まされる宿命なのだとか。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/12




【方天戟】 ほうてんげき
中国に伝わる武器、戟の一種。

戟は刺突、打撃に用いる長柄武器で、様々な用途を持つ。
使用する兵種を選ばない武器ではあったものの
時代と共に滅び、宋代に方天戟として蘇った。

刺突、切り払い、引き寄せ、弾き、
と様々な使い道がある反面、扱いには卓越した技術が必要とされた。
三日月型の刃は月牙と呼ばれ、これが片側しかないものを青龍戟と呼ぶ。

数ある天戟の中で、
この武器のみが“宝具”まで昇華したのは、
名のある武将に愛用された為であろうか。

本編ではギルガメッシュの宝具として登場。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/12




【ホムンクルス】 ほむんくるす
錬金術によって鋳造された人造人間。

人の精といくつかの要素を用い、
子宮による生命誕生によって生まれた者。
まともな生殖方法によって誕生したわけではない為
総じて肉体的欠陥を持ち、生命体としては非常に弱い。

が、ホムンクルスは厳密には魔術師ではなく
魔術回路を人間とした存在であるため、
人間を大きく凌ぐ力を持っている。

本編でホムンクルスに属するのは
イリヤ、イリヤ母、セラとリズ、ユスティーツァの五人。
アインツベルンのホムンクルスは失敗作でも戦闘力が高い。

(Fate/stay nightより)
Fate/stay night
2006 04/12











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